ワンストップ診療
寺倉クリニックでは、多彩な病気の患者様を同時に診察することにより、患者様の時間的・物理的・金銭的負担を軽減していけるように
努めます。
整形外科とは
整形外科では、主に骨・関節・筋肉・神経など、運動器系の疾患を診療します。具体的には、骨折、脱臼、打撲などの外傷をはじめ、肩こり、腰痛、膝痛など、日常的によく起こる体の痛みや違和感などを扱います。専門的で特殊な状態の対応は困難な場合もありますが.地域に密着した整形外科の「かかりつけ医」でありたいと考えておりますので、まずはどんなことでもお気軽にご相談ください。
打撲傷
何かにぶつかる、転倒するなどして外部から力がかかり、皮下組織や筋肉などの軟部組織を打撲することがあります。傷口を伴わない、いわゆる打ち身です。これに伴い、損傷した筋肉を修復するためのさまざまな体内物質が患部に集まってきて炎症を起こし、赤みを帯びたり、熱をもったりします。組織の腫れが進むと神経を圧迫し、痛みやしびれ、麻痺などが現れることもあります。このようなときは、患部にタオルを巻いた上でアイスパックなどを用いて冷やし、早めに当クリニックをご受診ください。
骨折、捻挫
骨とその周囲は筋肉・腱・神経・血管・リンパ管等が張り巡らされていますので、骨折・捻挫すると、その部位に痛みと腫脹が出現します。ひどい場合は、著明な内出血を伴い患部が変形して外見からも分かるようになります。なお、単なる打撲や関節脱臼でも似たような症状が出るので、診断をはっきりつけるためエックス線撮影を行います。軽度の骨折であっても、放置すると骨がうまくくっつかず、変形したり、治癒までに時間がかかったりしますので、受傷時には診察を受けエックス線で確認することをお勧めいたします。骨折が判明し専門的な判断や手術が必要と思われた場合、適切な医療機関へのご紹介をいたします。
関節痛
私たちの体には、骨と骨をつなぎながら体をスムーズに動かすため、肩関節や肘関節、膝関節など、たくさんの関節があります。この部位に病気や怪我が起こると、関節を動かす時に痛みが生じ、基本動作を行うのもつらくなり、日常生活に支障をきたします。関節痛の原因は様々ですが、関節に加わる衝撃を吸収してくれる軟骨や骨が磨り減ったり変形したりするケースがよくあります(変形性関節症)。関節の動きが制限されると、生活の質(QOL)は大きく下がってしまいますので、まずは該当する症状があればご相談ください。
頸部痛
頸椎の変形や椎間板の変性などが起こると、首の辺りが痛むようになります。この部位が外傷を受けた時にも起こりますが、特に原因が見当たらなくても、中高齢の方には頻繁に見られたりします。加齢によって頸椎が変化する速度には個人差がありますが、一般的には40歳頃から現れてきます。年を重ねるほどに変化の程度は大きくなり、首の痛みやこりのほか、手足にも痛みやしびれ等症状が広がったりします。
腰痛
高齢の方などは、腰痛に悩んでおられる方が非常に多くいらっしゃいます。もっとも、比較的に若い方でも、肉体労働などがきっかけとなって急性腰痛症(ぎっくり腰)が起こることもあります。この場合は、急に腰に激痛が走るのですが、骨に異常がある場合はほぼ無く、大抵は自然に治ってしまいます。しかし、骨や椎間板などが変形していたりすると、痛みが長期化し、手術が必要となりますので、早めに対処することが大切です。
関節リウマチ
関節リウマチは、本来なら病原菌などの外敵を攻撃するはずの免疫が暴走して自分自身の体を攻撃してしまう病気です。初期の段階では主に手足の関節が腫れたり痛んだりしますが、病気が進行すると、様々な関節の滑膜が破壊されて関節に変形が起こり、可動範囲が狭くなってきます。全身的な症状としては、疲れやすさ、脱力感、体重減少、食欲低下などがみられるようになります。ある程度まで進行したときは、整形外科にて関節部の手術を行います。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は、加齢などの原因により、骨の量が減少したり、質が劣化したりしてスカスカになり、もろくなって骨折のリスクが高くなってしまう病気です。骨に含まれるカルシウムなどの量は、若年期をピークとして、その後は加齢とともに減少していきます。これに伴い、背骨が体の重みでつぶれたり、背中が曲がったり、変形による圧迫骨折を来たしたり、ちょっとした転倒で骨折するといった事態が起こってしまうのです。そのようなときは、外科手術などを検討します。
脊柱管狭窄症
背骨には、脊柱管と呼ばれるトンネル状の構造があり、その中を脳から続く神経の束が通っています。この脊柱管がさまざまな原因によって狭くなることを脊柱管狭窄症と呼び、脊柱管の中を通る脊髄や神経が圧迫されると手や脚の痛み、しびれ、歩行障害排尿障害などの症状を引き起こします。脊柱管狭窄症は脊柱が狭窄している部位によって、頸部脊柱管狭窄症、胸部脊柱管狭窄症、腰部脊柱管狭窄症、広範脊柱管狭窄症に分けられます。もっとも多い狭窄部位は腰部であり、腰部脊柱管狭窄症では歩き続けると症状が強くなり、休むとまた歩けるようになる間欠性跛行が特徴的な症状として現れます。 脊柱管狭窄症の主要な原因の1つとして加齢による骨や靱帯の変性があり、70歳以上では50%以上が腰部脊柱管狭窄症であるという報告もあります。悪化すると日常生活に支障が出てくるため、高齢者の生活の質に大きく影響する病気であると考えられています。 治療は、薬物療法等保存療法と、狭窄の原因となっている骨や靱帯を一部取り除く手術療法があります。
痛風
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