ワンストップ診療
寺倉クリニックでは、多彩な病気の患者様を同時に診察することにより、患者様の時間的・物理的・金銭的負担を軽減していけるように
努めます。
内科について
体の調子が悪い時に多くの人が最初に受診する一般内科は、適切な医療を受けるための総合窓口としての役割も担っています。当クリニックも、この地域にお住まい、お勤めの皆様にとって、頼りになる「かかりつけ医」として丁寧な初期診療をいたします。お気軽にご受診ください。なお、高度医療や入院が必要と判断された場合には、症状や病態に応じてしかるべき医療機関や専門医へのご紹介をいたします。
また、ここ数年のコロナウイルス感染症の状況を踏まえて、当クリニックでは発熱患者様を一般の患者様と動線を変えて、専用の陰圧診察室で診療できる体制を整えています。一般の診療時間で診察させていただきますが、診療できる人数には限りがあり、防護服の着脱の時間等も必要なため、お待たせする場合があります。前日までに予約された患者様のみの対応(完全予約制)になりますのでご了承ください。
このようなときはご受診ください
- 食欲がない
- 食べているのに体重が減っていく
- 腹が痛い
- 便が出にくい
- 便に血が混じる
- 吐き気がする
- 下痢が続く
- 胸が痛い
- 胸部に圧迫感がある
- 頭が痛い
- 頭がモヤモヤする
- 少し身体を動かしただけでも息切れする
- 肌がむくんできた
- 頻繁にのどが乾く
- 尿に異常がみられる
- 疲れやすくなった
- 体重が増えてきた
- 急激に痩せてきた
- 熱が出る
- 咳が出る
- 喉が痛い など
生活習慣病について
糖尿病
健康な方の場合、血液中に含まれているブドウ糖は、インスリンの働きによって細胞に取り込まれてエネルギー源になったり、脂肪やグリコーゲンという物質に変えて蓄えられたりします。しかし、何らかの理由で血液中のブドウ糖が細胞にうまく取り込めなくなり、血液中にブドウ糖がだぶついてしまうことがあります。これが糖尿病です。長期にわたって適正な治療を受けずにいると、全身の血管に様々な問題が現れます。これを契機として、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも高まりますし、人工透析や失明、足切断(壊疽)などの原因ともなります。そのような事態を招かないよう、お早めに医療機関をご受診ください。
高血圧
高血圧は、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態です。日本人にはとても多く、特に中高齢の方に多く見られます。あまり自覚症状はないのですが、放っておくと、高い血圧によって血管の壁にストレスがかかり、動脈硬化が生じて心不全や狭心症、心筋梗塞といった心臓血管系の病気を招いたり脳卒中(脳出血・脳梗塞)を引き起こす原因となります。そのため、日ごろから適正な体重にし、適度な運動を心がけ、減塩に努めるなどの生活改善を行ってください。また、医師からお薬を処方されたときは、自己判断で中止したりせず、医師の指示にきちんと従うようにしてください。
脂質異常症
脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多過ぎる、または少な過ぎる場合に引き起こされる疾患です。以前は、高脂血症と呼ばれていましたが、脂質が低すぎる場合も問題視されるようになり、近年は脂質異常症と呼ばれています。放置すると動脈硬化が進行し、やがては心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす原因となります。脂質異常症は、食生活(エネルギー過多)や嗜好品の摂取過多(喫煙・飲酒)、運動不足などの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。
高尿酸血症(痛風)
高尿酸血症は、血液中に含まれている尿酸が多くなり過ぎている状態です。この物質は水分に溶けにくいのですが、ある程度ならば尿酸塩として血液中に溶け込むことが出来ます。しかし、尿酸が過多になり過ぎると、針状の尿酸塩の結晶ができ、体のあちこちに溜まって痛みを引き起こします。足の親指の付け根にたまることが多く赤く腫れあがり強い痛みを伴います(風が吹くだけで痛みを感じるほど強い痛みであることから痛風と呼ばれます)。ひどくなると手術対応が必要となることもありますので、お薬によって尿酸値を抑えておくことが大切となります。
なお、プリン体の摂取量が多いと、尿酸の元になりますので注意しましょう。具体的には、牛や鶏などのレバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわしなどの摂り過ぎは良くありません。ビールをはじめとするアルコール飲料も、尿酸値を上昇させる作用がありますので、飲み過ぎないことが大切です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に一時的に呼吸が止まってしまう病気です。
「いびきがうるさい」「日中の眠気がある」「朝起きると体が重い」のいずれかがあれば、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)が疑われます。
正式には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸と呼び、この無呼吸が7時間睡眠の一晩に30回以上、または1時間あたり5回以上あれば睡眠時無呼吸となります。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まり、十分な睡眠が得られないことによって日中の眠気を催します。寝ている間に起こる症状のため自覚症状がない場合がほとんどです。
症状としてはほかに、倦怠感、熟睡感が無い、起床時の頭痛、ED(勃起不全)、夜中に何回もトイレに行く、などがあります。パートナーからの指摘がきっかけとなって受診されるケースが多いのもこの病気の特徴です。
きちんと治療しないと、交通事故、高血圧や糖尿病、心臓の病気や脳卒中などを招く確率が大幅に上がりますし、職業や家事などの私生活に何かと悪影響が出がちですので、放置するのは危険です。治療の主流は、下記の「CPAP療法」です。
このような症状の方は要注意!
睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状です。
少しでも当てはまる方はお気軽に当クリニックまでお問い合わせくだい。
- 寝ている間
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- いびきをかく
- いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる
- 朝目覚めたとき
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- 熟睡感がない
- すっきり起きられない
- 日中・起きているとき
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- 強い眠気がある
- 集中力が続かない
検査方法
お休みになる際に、腕時計タイプの機械を装着し、一晩の検査を行ないます。
簡単に装着できますので、ご自宅での検査が可能です。入院の必要はございません。
指先にセンサーを取り付けていただくもので、痛みはありませんのでご安心ください。
睡眠時無呼吸症候群の治療
CPAP療法とは、専用のマスクを使って鼻から空気を送ることで、睡眠中に気道が閉鎖するのを防ぐ方法です。
寺倉クリニックではCPAPの器械を患者さんの状態に合わせて調整を行い、貸し出しを行っています。保険診療で治療可能です。
最初は"こんなものを鼻に付けるとかえって熟睡できない"と言われる患者さんも多いですが、慣れると"朝起きると爽快です"、"血圧が下がりました"、"昼間の眠気がなくなり仕事に集中できます"等の声がよく聞かれます。
マウスピースを使用した治療法や、外科的手術(扁桃腺肥大、アデノイドの摘出手術など)が適応となる場合があります。
睡眠時無呼吸症候群の予防
睡眠時無呼吸症候群の予防については、下記のようなことが挙げられます。
- 適正体重を維持する
- お酒・たばこを控える
- 睡眠薬の服用を控える
- 仰向けではなく、横向きで寝る
また、アレルギー性鼻炎などで口呼吸になってしまっている場合、鼻の治療を行うことも重要になります。
機器(CPAP)による治療だけでなく、日々の生活習慣の改善も大切になってきます。
寺倉クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を行う患者様をしっかりサポートしていきます。