ワンストップ診療
寺倉クリニックでは、多彩な病気の患者様を同時に診察することにより、患者様の時間的・物理的・金銭的負担を軽減していけるように
努めます。
皮膚腫瘍・粉瘤・爪疾患(巻き爪、陥入爪、爪白癬)について
日帰り手術をしています
当クリニックでは、皮膚腫瘍・粉瘤・陥入爪などの病気を対象として、日帰り手術を行なっています。下記のような病気の方は、お気軽にお問い合わせください。
日帰り手術の対応疾患
- 皮膚腫瘍
- 粉瘤
- 巻き爪・陥入爪
- 爪白癬 など
粉瘤
粉瘤は、皮膚の皮が毛穴の奥で袋を作ってしまう病気です。袋の中に老廃物や皮脂が溜まってしまい、半球状の腫瘍が作られます。中央部には黒点状の開口部があります。強く圧迫すると、開口部から臭くてドロドロした内容物が排泄されることもあります。よく出来る場所としては、臀部、背部、耳のまわり、耳たぶ、鼠径部などがありますが、毛穴がある場所なら、どこにでも生じます。化膿していない粉瘤であれば、局所麻酔下に全摘除します。患部が化膿を伴っている場合は、局所麻酔をして切開の上、膿を出します。切開排膿後は、中から膿が出なくなるまで、局所の消毒洗浄を続けます。
巻き爪・陥入爪
巻き爪は、足の指にある爪の両端の先端部が大きく内側に湾曲した状態を言います。負担のかかりやすい親指の爪が巻き爪になることが多いのですが、その他の指の爪もなることがあります。また、陥入爪は、爪の両端が皮膚に刺さっている状態です。肉の部分に曲がった爪がどんどん食い込んでいき、激しい痛みを引き起こすようになります。さらに進行すると、曲がった爪に巻き込まれた皮膚が化膿してしまい、歩くことが困難になる場合もあります。そのようなときは、局所麻酔下に陥入した爪を部分的に切除する手術療法を行います。また、陥入爪の根治手術としては、当クリニックでは内側に捲くれ込んだ爪と爪床と爪母の部分をメスで切り取る鬼塚法が行えます。
爪白癬
爪白癬は、真菌の一種が爪の中に感染し、爪の肥厚や変色、変形を起こす病気です。あまり聞きなれない方もいらっしゃるでしょうが、皮膚科を受診される患者様には非常によく見られます。なお、爪白癬は足の指に多いのですが、手指の爪に生じることもあります。幾つかのタイプがありますが、最も多いと言われているのが遠位爪下型です。爪の先端部が白色から黄色に濁ってしまい、爪の下の角質部分がもろくなり、全体として爪が厚くなります。その他にも、爪の表面が白色になるタイプもありますし、爪の付け根に濁りが生じることもあります。治療は肥厚した爪をグラインダーで削ったり、爪白癬治療剤(外用薬)を患部に直接塗りじっくりと行っていきます。